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2006年03月01日

雛人形@その7 嫁節句と高砂人形

この写真は約31年前に父が撮影したものですが、ちょっと恥ずかしいなぁ(笑)
1歳かな?
真ん中に座っている赤ちゃんは私です(恥)
相方さんにスキャンしてもらいました。

この、雛人形を見ると祖父母の思い入れが見て取れた。
普通ならこの写真を見て「あ、ひな祭りの時にとった写真ね。懐かしいワァ〜」程度だが、雛人形についてブログを書いていて写真をじっくり見るなんて十数年ぶり・・
というより初めての様な気がする(笑)
小学生の頃は手に触れていたけど人形の意味など殆どわかってもいないしねっ(笑)
私の初節句の雛人形は七段飾りだった訳ですが・・
この写真のお内裏様とお雛様は今で言うと約60年前の人形なのです。
私が生まれる前からあった人形達なんですよね。って、姉と30歳も年は離れておりませんよぉ〜(爆)・・こんなに離れていたら親子になってしまいます!

これら↑は祖父母の娘からの使われてきた雛人形なのです。
といっても当時は戦後・・そんなに余裕もなかったらしいです。でも自分の娘にも揃えてあげたいと思った祖父母は毎年一段づつ買い揃えていったのです。
そんな理由もあってこの写真ではわかりづらいのですが、雛人形達は一段づつ顔も大きさにも違います。
四段目の左大臣と右大臣の巨大さ(笑)
幼い時に祖母に聞きました。「なんでこれだけ大きいの??」って、祖母は「強くて、皆を守ってくれるから大きいんだよ。」と答えました。
昔は「へぇ〜っ!」としか思わなかったけど・・
ずっと右大臣、左大臣はお内裏様より大きいものだと信じていました(笑)
右大臣と左大臣は幼い私が見ても新しい人形だったので、私達が生まれた頃に揃えてくれた人形だと思います。そして、私の記憶だとまだ道具がいろいろ増えているので、両親か祖父母が毎年少しづつ私達の為に買い揃えてくれたんだね。とても、ありがたいねぇ〜♪

そして、五段目には本来なら仕丁(じちょう)が飾られるのでしょうが、よくみると・・老父と老婆が飾られているのです。
高砂人形
なんでだろう??といろいろ調べてみたら「嫁節句」と「高砂人形」いう言葉が検察にひっかかりました。

嫁節句とは女性が結婚して初めて迎える三月節句の事を「嫁節句」として祝う風習です。嫁に出した家ではその時に高砂人形(老父と老婆の人形)も一緒に飾り幸せを願うそうです。そして、結婚した時や結納の記念などで利用れるのが「高砂人形」なのです。
これは結婚した私の父と母に贈られた人形だったのですねぇ。そして、祖父母は道外へ嫁に行った娘の為にも飾っていたのでしょうね。

嫁節句を高砂人形についていろいろ調べてみました。(内容は私なりに調べただけでこれでいいのかは不安(汗)。)
・嫁節句
高知県地方の風習では男の子を持った家が、お嫁さんを迎えて初めて迎える節句のことを言い、新しく女の子が生まれたということでお祝いをしたり、その年に嫁をもらった家は親族を招いてお祝いをする風習だったり、または実家で雛飾りをする風習などあるそうですが、お嫁に行ってまでお祝いするを風習があるとは初めて知りました(笑)
・高砂人形
夫婦和合の象徴(尉と姥)
夫婦がいつまでもこの元気で仲良く連れ添いましょうという意味もあり。
並びは右がお爺さん(尉)、左がお婆さん(姥)のようです。

祖父母からはおひな祭りについてあまり語られていなかった。というより、幼い私は語ってもらっていても覚えていなかっただろうと思うので、改めて写真を見ていろいろな想いを知ることができました。

今になって、この雛人形はいろいろな意味があった事にとても深く感じるものがあります。
それなのに・・幼い時の私はいろいろととんでもない事を言っていましたねぇ(汗)
それだけはよく覚えています。
でも本日はもうこんな時間なので、それは後日談に(^▽^)/

さて、これから夕食を作らねば!!今日は大根とカレイの煮付けにしまたぁ〜♪なんか味が濃そうだなぁ・・。(苦笑)

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Posted by 茶月 at 17:02│Comments(2)雛人形
この記事へのコメント
お雛様にも歴史があるんですね。
読ませてもらってこれがブログだよな〜と感心して反省しました。
ちゃんと調べて、知らなかったことが分かって・・・思いでも綴られていてとてもよかったですよ!
うちの嫁の実家も毎年一段ずつ増やしていって10年かけて全部揃えたって聞きました。やっぱりよく見ると段によって人形の顔が違ってました。昔は裕福じゃなくてもそうやってそろえたんですね。
Posted by りむパパ at 2006年03月02日 22:02
 りむパパ さま
いえいえ、りむパパさんのブログも写真を通じていつも山を登ったり、そこへ行ったような気分にさせて頂いておりますよ(^▽^)/
実は私は気になりだしたら、自分が納得するまでとことん調べる性格らしいです。
そうしたら、いろいろな思いが溢れてきちゃってシリーズ化してしまいました(^-^) 誤字脱字ばかりな文なのですが、読んで頂いて嬉しいですm(^-^)m

りむママさんの実家で10年もかけたのですねぇ!
雛人形もそれぞれの家庭の歴史があり思い出があるので素敵ですよねぇ♪
その歴史も後になって、いろいろわかってくるので感動もあったり、今更ながらに沢山のありがたさに気づいてます。
Posted by redrabbit at 2006年03月03日 12:52
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